【 ラミネートベニア 】
削った歯の表面にセラミックまたはプラスチックの薄い板を貼り付け、小さい歯を大きくして歯の隙間を閉じたり、着色・変色した歯を白く見せる事ができます。歯を削る量が少なくて済みますが、歯の形、歯並びの修正には限界があります。
●歯の一部が欠けたり摩り減って形が見苦しい部分の回復
●歯の隙間（すきっ歯）の改善
●本来の歯より小さい歯（矮小歯）の改善
●傾いた歯や捻じれたはの修正
●歯の表面の凹凸や詰め物があり歯の表面が均一でないものの改善
●軽度の歯並びの修正
●変色歯の改善
●治療回数も少なく（通常2回）、歯を最小限しか削らない
【 インレー 】
ポーセレン・インレー法は、むし歯を削って人工材料を詰め、きれいにする方法で、金属と違って歯の色を自由に調色できるため、むし歯の治療あとを天然歯のような自然な感じにすることができる。
【 メタルボンドクラウン（差し歯）】
削った歯にセラミックスやハイブリッド素材の冠（クラウン）を接着し、歯の形態、色調、機能を再現する治療法です。金属の上に陶材を焼き付ける方法をメタルボンドといいます。
◆使用金属
ニッケル、ゴールドと白金加金、ゴールドなど
【 カントゥアイング（審美的輪郭形成）】
歯をエナメル質の範囲内で削り、調和のとれた審美的で機能的な形に歯を整える方法です。
視覚的にバランスが取れていない場合、歯の尖った角や面を修正研磨する事で、歯に個性と調和をもたらします。
◆例 男性の場合、平坦で角の張った形態に整える。
女性の場合、丸みのある柔らかいラインに整える。
【 ダイレクトボンディング 】
コンポジットレジン樹脂を直接歯に接着し、美しい歯の形を作り上げる方法です。応用範囲が広く、症例によっては比較的リーズナブルな料金で美しい歯に修正できます。
【 審美治療に使用する白い材料 】
●レジン【保険内】 プラスティック素材で、強度が弱く変色もおこします。
●ハイブリッド【保険外/自由診療】
レジンと陶材の混合物のため色調や強度はセラミックに劣りますが、破損修理可能で、
セラミックより安価です。
●セラミック（ポーセレン）【保険外/自由診療】
陶材のことで、食器などと同じ焼き物です。色調は天然歯に最も近く、変色したりすり減りもおこりません。
金属を使わないオールセラミックと金属をまいたメタルセラミック治療があります。水を吸収しないため、
材料が劣化せず変色しにくいです。
これらは、歯の表面または全面を削り、人工材料を詰めてきれいにする方法です。
用途に合わせた方法を歯科医と相談の上、選ぶと良いでしょう。
