【 歯ぐきの色が悪くなる原因 】

●歯の治療の金属による、金属アレルギーでメラニン色素が増えて変色。
→金属をとって、代わりにオールセラミック製の歯を入れれば、刺激がなくなり、歯ぐきの色も元に戻ってきます。

●さし歯が合わなくて歯ぐきが炎症を起こし、さし歯部分の歯ぐきが黒くなる。
→歯に合ったものをつくり直し、入れ替えます。

●歯槽膿漏(歯周病)が原因で、血行障害が起き、歯ぐきが変色。
→歯槽膿漏の場合はプラークをきれいに取り除き、ブラッシングよくして血液循環をよくします。血行がよくなれば、歯ぐきもピンク色に戻ってきます。

原因を取り除いても色が変わらない場合や、原因がわからない場合は、「ガムフィットネス」という治療によってきれいな歯ぐきに変えることができます。ガムフィットネスの治療方法は2つあります。

●ガムフィットネス治療方法①…レーザー治療

レーザーでメラニン細胞だけをとる方法です。
変色が部分的な場合は効果的ですが、歯ぐき全体に広がっていると、レーザーで全部取りきるのは大変です。その場合は、薬品で表層を剥ぐ治療のほうが効率的です。

●ガムフィットネス治療方法②…薬品治療

歯ぐきの表面に薬品を塗って歯ぐきの表層を一層剥がす方法です。歯ぐきの変色は、歯ぐきの表層にメラニン細胞があるために起きるので、その表層を剥ぎます。

生まれつき歯ぐきが黒い方は表層をはいでも、効果はありません。メラニン色素が再生されやすい体質の方もいますから、ふだんからタバコなど、色素沈着の原因になるものは控えます。
タバコは、歯や歯ぐきに色素が沈着しやすいだけでなく、メラニン細胞を活性化したり、血管を収縮させますから、歯にも歯ぐきの健康にも悪影響を及ぼします。