口臭の原因のトップは、歯垢。歯垢を磨き残すと、虫歯や歯周病も悪化させます。歯垢をキレイに除去する「プラークコントロール」が上手にできると、口臭のみならず、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。
【 プラークコントロールのポイント 】
●歯と歯の間の清掃は、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助用具をしようすると良いでしょう。
●日々のセルフケアとともに、歯科医院で定期的に受けるプロフェッショナルケア(PMTC)も併用すると良いでしょう。
●歯ブラシ等によるプラーク除去に加え、歯磨剤や洗口剤による化学的効果を期待するものも方法の1つです。
【 白い舌苔の量が多い人は 】
歯みがきだけでなく、舌の清掃も行いましょう。舌苔が付着しやすいのは、舌の奥の部分です。柔らかい歯ブラシや綿棒、舌ブラシや舌ベラなどのタングクリーナーを使用して、舌の表面を軽くこすり取りましょう。
※強く磨きすぎると、味覚器である「味蕾(みらい)」を傷つけることがあります。
●ブラッシングで歯垢を落とす
細菌のかたまりである歯垢をいつまでも口の中にとどめておくと歯周病の原因に。食後のブラッシングで、しっかり歯垢を落としましょう。
●入れ歯を使用している人は
食後に入れ歯を取り外して洗い、残っている自分の歯もていねいに磨きましょう。
●ブリッジを装着している人は
ダミー歯と歯ぐきの隙間を十分に清掃しましょう。それが不十分だと口臭だけでなく、腫れや痛みの原因にもなります。
※歯間ブラシや特殊なデンタルフロスを使用します。詳しくは歯科医院にご相談ください。
●口が渇きやすい人は
口が渇きやすい人は、時々うがいをしたり、お茶を飲んだり、舌や口を意識的に動かして唾液の分泌を促しましょう。
※シュガーレスガムを咬むことも効果的です。食事の際に梅干や酢の物などを取り入れて、唾液の分泌を促すように工夫するのもおすすめです。