【予防に力を入れる】
痛くなってから歯科に行くのでは、治療期間が長引くのはもちろん、治療費もかさむばかり。
歯科と上手につきあうコツは「痛くならないうちに処置する」ことです。
歯が病気にかかってしまったら、自然に治るということはなく、
削ったり抜いたりした歯は、二度と元に戻りません。
一生大切にしたい財産だからこそ、予防に力を入れるのが、歯との賢いつきあい方といえるでしょう。
【失った歯は二度と元にもどらない】
歯は体のほかの器官と違って、一度、ある程度の虫歯や歯周病にかかってしまうと、
自然に治癒するということはありません。
歯の大切さを考えたら、できてしまった虫歯をそのつど治療するという対処療法より、
できるだけ虫歯にならないように、予防に力を入れるほうが賢い選択といえます。
【だからこそ、予防に力をいれて】
予防は、家での歯みがきや食生活に気をつけるとともに、歯科医と協力して行っていくことが大切です。
虫歯や歯周病の初期は、自覚症状が少なく、自分ではわかりにくいもの。
定期的に検診を受けて、これらの病気をチェックしてもらいましょう。
【ひとりひとりに合わせたチェック】
検診では、虫歯や歯周病などの一通りの検査とともに、最後にかかったカルテをもとに、
その人がなりやすい疾患を重点的にみてもらえます。
たとえば、虫歯を治療していた人なら「歯の状態」を、
歯周病にかかっていた人は「歯肉の状態」を詳しくみてくれます。
もちろん、初めて行った歯科医院でも定期検診はしてもらえます。
そのときは、自分の口の中の病気や、どのような治療を受けてきたかを、
わかる範囲で説明しましょう。