顎関節症の原因はひとつではありません。アゴの関節や筋肉に無理な力が加わり続けるなどしたときに発症します。主な原因を見てみましょう。
【 くいしばり、歯ぎしり 】
アゴ周辺に無理な強い力が加わり、関節や周囲の筋肉を傷めます。
歯ぎしりをしていても音がしないことが多いため気づきにくいですが、実は多くの人が歯ぎしりをしています。また「くいしばり」は、眠りの浅い時や、日中無意識にしていることもあります。
【 片側で噛む癖、頬杖や姿勢などの癖 】
【 噛み合わせの悪さ、不適合な冠・入れ歯 】
歯が欠けていたり、かぶせた金属やプラスチックが壊れるなどして、噛み合わせが悪くなることによって症状が現れます。
【 精神的ストレス 】
精神的、心因的なストレス、ゆううつ、不安などが関与します。
噛むための筋肉がイライラや不安などのストレスが原因で緊張し、顎関節に負担がかかります。
【 その他 】
スポーツや事故などによって、アゴを強打したり、異常に硬い食べ物を強い力で噛んでしまったときなど。また、顎関節症になりやすい病気として、次のようなものが挙げられます。
・リウマチ
・耳下腺炎
・多発性関節炎
・筋繊維症
・うつ病
・自律神経失調症
・不眠症(睡眠障害)…など