症状改善の第一歩はセルフケアです。関節や筋肉に痛みがある場合は、なによりもまずアゴを安静にすることが大切です。
アゴの使用を最小限に抑え、状態を悪化させるようなことをしないで、自然に良くなるのを待ちます。安静にするだけで症状はずいぶん緩和されます。

●ガムは禁止
チューインガムは、顎関節や筋肉を酷使させます。

●良い姿勢を保つ
姿勢が悪いとアゴの位置がずれてきます。

●柔らかい食事をとる
前歯で噛み切る、長く噛み続ける、噛みごたえのあるものは避けましょう。

●寝る時の姿勢
適切な高さの枕で仰向けに寝ると、顔やアゴ・首の筋肉をよりリラックスさせます。

●あごのリラックス
「くいしばり」にならないようアゴの力を抜き、いつも上下の歯を離すようにしましょう。

●開口練習
症状に応じ、医師の指示に従って開口練習をします。

●大きく口を開けない
大きく口を開くと、靭帯が通常以上に引き伸ばされるので、組織が傷を負う事があります。

●ストレスの緩和
ストレスを感じたら「自律訓練法」などのリラックス法を行い、緊張をほぐしましょう。

●湿布
冷湿布→急性痛に、温湿布→慢性の筋症状に

●マッサージ
血行が良くなり、筋肉のリラクゼーションに有効です。

●その他
運動→精神的ストレスを弱め、筋肉や体の器官を活動させます。
ストレッチ→凝って縮んだ筋肉の伸展で、筋肉の症状緩和に効果があります。