入れ歯は「人工の歯」なので虫歯にはなりませんが、細菌が付着していますし、
清潔を保たないと変色や口臭の元となるため、毎日のお手入れは大切です。

●就寝前はよく洗う
寝ている間はいればを装着する必要はありません。
寝ている間に入れ歯が外れてしまって大変なことになることもあるので、寝る前には外します。
その後、その入れ歯を十分に洗浄することが大切です。

洗浄時、歯磨き粉は使わないようにしましょう。
洗浄した後は、70度程度(これ以上の温度にはしない)のお湯に1分間程度浸け置いて殺菌します。
入れ歯の洗浄が終わったら入れ歯を使用するときまで割れてしまうことがないように、
水の中などにつけておきます。

●入れ歯が汚れてきたら
入れ歯の洗浄には酸素系の漂白剤を使用しましょう。
塩素系の漂白剤は体に影響を及ぼすので、使用してはいけません。

歯磨き粉には研磨剤が入っており、入れ歯のプラスチックが削られてしまうため、
使用は控えましょう。 

●入れ歯洗浄の目的と効果
・抗微生物作用による口内炎の予防
・歯垢(プラーク)の付着防止と除去作用

【効果】
①ブラシの入らない部分の洗浄が可能
②入れ歯を磨耗・変形させるおそれがない
③ブラシが使用できない場合でも清掃効果を上げられる