ガムやタブレットでおなじみの「キシリトール」は
厚生労働省に認可されている食品添加物で、天然の甘味料です。

野菜や果物(いちご・バナナ・ラズベリー・カリフラワー・レタス・ほうれん草等)に含まれています。

キシリトールは、白樺や樫の木などからとれる「キシラン・ヘミセルロース」
を原料に作られています。

キシリトールの虫歯予防効果は、1970年代フィンランドで研究・確認されていて、
今では世界各国で虫歯予防に使われています。

日本では、1997年4月に食品添加物として認可されました。

その他、日本で認可される10年以上前から点滴の輸液成分として使用されるなど、
キシリトールは人体にとって安全なものとして知られていました。

虫歯の原因のひとつは「酸」です。

砂糖などの糖分は、口の中で虫歯菌によって分解され「酸」をつくり、
歯を溶かして虫歯をつくりますが、キシリトールは虫歯菌による「酸」の生成を抑え、
虫歯の原因のプラーク(歯垢)を歯みがきにより落ちやすくします。

また、キシリトール入りガムを噛むことにより唾液の分泌が促され、
唾液の清浄作用や口の中の酸性度を中和する力が高まります。

唾液が多いほど、そこに含まれるリンやカルシウムも多くなり、
それらが歯の表面に戻り、エナメル質の「再石灰化」の働きも強まります。

キシリトールの摂取には、ガムやタブレット・歯みがき剤などが良いといわれています。

キシリトールが入っていても、他の糖分が入っていれば効果は半減しますし、
キシリトール自体も50%以上入っていないとあまり効果的ではありません。

より効果的な製品を選びましょう。

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