一般的に、年齢を重ねると口腔内は乾きがちになりますが、若くても緊張が続いたり、
興奮することで乾くことがあります。
唾液分泌をつかさどる自律神経のバランスが、ストレスなどにより崩れ、ドライマウスとなるのです。
また、検査のために胃液や涙などの分泌を抑える薬を使用した後も口腔内が乾きます。
唾液腺全体に起こる病気の「シェーグレン症候群」では口腔内と目が乾きます。
●食生活
現代の食生活は、ファーストフードなどのように唾液を十分に出さなくても飲み込めるような食事が
主流になっており、唾液の分泌が従来よりも少なくなり、口腔内が乾きやすくなっています。
また、口腔内の細菌の原因となる砂糖の摂りすぎも注意が必要。
●精神的ストレス・緊張
ストレスがかかったり緊張すると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。
●薬物
抗うつ剤、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があります。
●加齢によるもの
年齢とともに口腔内やアゴの筋力低下や萎縮がおこり、唾液の分泌量が低下します。
●口で呼吸する(口呼吸)
鼻の疾患や癖などで口呼吸が習慣化すると、口腔内が渇いてしまいます。
●病気など
浮腫、脱水症、糖尿病、シェーグレン症候群、放射線、骨髄移植など。